ジオの皮膚炎 2018.5.4 

靴下に慣れソファーでくつろぐジオ
ジオとハリクでグルーミングの大変さが違います。

ハリクのグルーミング

ハリクはグルーミングに全く手がかかりません。

毛玉とは無関係。シャンプーも数分。乾かすのもタオルドライだけで、数分後には乾いています。

その代り、抜け毛が大量に出るので、抜けかけた毛を絡め捕るタイプのブラシを使って1日2回は手入れしています。

それでも掃除の手間はハリクが来る前より数倍は増えましたが、ジオの手入れにかける時間と精神的ストレスを考えたら、掃除の手間なんて、問題になりません。

ハリクは耳垢もほとんど出ません。ただし、集音器のような大きな耳なので、土埃がたまっています。それを週1程度、ザッと濡れガーゼで拭き取るだけ。

耳毛も肉球間毛も伸びません。 そして皮膚が分厚く強固。体の作りはジオとはまったく別です。

ジオのグルーミング

ビアディとAコッカ―の血統を頂いているジオの手入れは非常に厄介です。

耳毛や肉球間毛も多く、頻繁に手入れが必要。その上、皮膚が非常に薄く、柔らかい皮膚。

“毛量が多い犬は、その毛が必要なんだから、むやみにカットしてはいけない”

と聞いたことがあります。

大量の毛が紫外線や汚れから薄い皮膚を守っているのだという事が、ジオの飼育で実感しました。

マラセチア真菌炎のこと

ジオが繰り返しているマラセチア真菌による皮膚炎は厄介です。

ジオは、耳中、肉球間、下腹部に発症し、繰り返しています。 痛痒いそうで、いったん発症するとずっと舐めています。人間と違って、傷を触らないように努力することが出来ないので、いつまで経っても、治りません。そしてせっかく頂いた薬を使っても、舐め取ってしまいます。

ですから、とにかく予防が大切だと実感しました。

最初は、発症してから治療の為に病院受診していましたが、今では、定期的に診察に行き、治療と予防を継続して行っています。

これまで予防に関しては色々と試みました。その結果、汚れが原因になる体幹の皮膚炎に関しては 洋服でカバーすることで対応することにしました。

★動画はこちら↓★
保護犬ジオとシェパード ハリクの成長日記:
ヨダレ対策


外耳炎対策

耳中の皮膚炎は、耳毛カット と、週1回イヤークリーナ― を使用し、予防しています。

発症してしまったら、臨時で動物病院に連れて行きますが、そうすると、軽く拭いた後にステロイド含有抗真菌薬塗布を毎日行うよう、指示が出ます。

ジオにとって、痛い耳を毎日手入れされるのは大きなストレス。 だからとにかく予防に努めています。

ジオの耳垢は(シェパード ハリクと比べると)かなり粘調度が高いです。

しかも量が多いのと、耳中が小さいので、手入れが難しいです。耳毛に絡むと一塊となり、まるで耳栓です。

最初はサロンで抜いて頂いていましたが、耳を触られる事を嫌がるようになり、トリマーさんも抑えつけないと手入れ出来なくなってしまったと聞き、サロンでお願いすることはあきらめ、自宅で手入れをする事にしました。そして抜くのではなく、ただ出来る範囲をカットするだけ にしました。

その頃、耳を触ろうとするだけで震えてしまっていたので、もっと早い段階で抜く方法はジオには負担である事に気付いてあげるべきだったと、反省しています。

カットなら痛くないはずなのに、それでも我慢がはじけて突然動いてしまう事があります。

毎回、ゾッとします。

そこで、耳毛専用の、先端が丸く、そして曲がった鋏を購入しました。普通の形状の鋏より、万が一の事故が起きにくいと思います。

カットだと、毛を取り除くには限界がありますが、見た目をきれいにする為のお手入れではなく、あくまでも、通気性を保つ事が目的。

頻回にカットして、常に出来る限りの通気性を保てればいいと思うようになりました。 また、耳毛が短くなっていれば、耳垢も絡み付き難くなります。

カットなら皮膚への負担がない為、安心して頻回にカットしています。手間はかかりますが、ジオの精神的ストレスを最低限に抑え、かつ病気にならないように管理するためにこの方法が一番合っていると思います。

(余談ですが、ジオの手入れが当たり前と思っていた私は、今後ハリクにも定期的にやるものだと思って身構えていたら、ハリクにはその必要がないという事に気付きました。同じ犬でも全く違うものなのですね。)

★動画はこちら↓★
 保護犬ジオとシェパード ハリクの成長日記:
生後4ヶ月 練習

ヒバ油のこと

肉球間の皮膚炎に関してはコレといった方法は見つけられていませんでした。

YOUTUBEに投稿しているyoheisonoo動画内で、いつも応援してくださっている方から アドバイスを頂戴しました。

★動画はこちら↓★
我が家の非日常:雪遊び2018.1

ヒバ油というものを教えて頂き、現在は犬、人ともに愛用しています。

ステロイドや抗真菌薬などの処方薬を繰り返し長期間使用することは、その副作用が心配でした。

発症時は、薬を塗る前に、週1~2回、足裏だけマラセブシャンプーを使うという方法を獣医師におすすめ頂きました。そして、非発症時は、予防のためにヒバ油を水で薄め、足湯をしています。

使い始めて2ヶ月で写真のようにまで治ったので、その後は、数日に一回程度の足湯にして様子を見ています。 途中、行き詰まったのは、処方薬、ヒバ油水、共通してジオは懸命に舐め取ってしまう事。むしろ、ずっと舐めるので、むしろ悪化し、真っ赤に腫れてしまう事がありました。

これに対してはお手入れ後に、数時間靴下を履かせる事で、様子を見ました。足に馴染み、匂いやべたつき感がなくなる頃、靴下を取ると、その時にはジオは足を舐めなくなっています。
ヒバ油を紹介していただいてから2か月後

肉球間の皮膚炎予防に非常に有効なだけでなく、それ以外に思わぬ効果もありました。肉球の保湿効果です。

ヒバの油水で、カサカサだった肉球がふわふわになりました。その結果、アカギレも改善しました。

ノミ・ダニ対策

また、皮膚アレルギーの原因、そして炎症の原因となるダニ・ノミの対策はこの商品を使用しています。ノミ・ダニが付かなくなる薬というはないそうです。

でも、付着し、吸血することで薬が数時間以内に効果を発揮し、生存と繁殖を防いでくれるそうです。 我が家は自然に囲まれた環境にあるので、一年のうち8ヶ月はフィラリア・ノミ・ダニ予防薬を。

残り4ヶ月はノミ・ダニ予防薬を毎月内服しています。 獣医師に聞いたところ、動物病院で販売している物と、商品は同じとのこと。 違いは保存状態の信頼性だけれど、もともと常温保存薬なので、病院を経由しない輸入品でもさほど心配いらないのではないかとご意見頂いたので、こちらを購入し、ジオもハリクも内服させています。

ネクスガード(超大型犬用)

その後の経過

ヒバ油を紹介して頂いてから2ヶ月後 ジオは今まで数えきれないほど皮膚炎を繰り返していましたが、YOUTUBEやブログ、そしてインスタグラムを通し、沢山の方々からアドバイスを頂きました。また、ショップからもおすすめ商品など頂きました。

おかげさまで、これまでの事が嘘の様に、今では皮膚トラブルはごく軽微で済み、これまでで一番安定した毎日をおくっています。

この場をお借りし、皆様にお礼申し上げます。
そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
★追記(2019.11.01)★

アニマストラス250ml  https://amzn.to/2XKTsss
アニマストラス1l   https://amzn.to/2siFOBl
https://www.retriever.org/shop/supple/animastrath.html

アニマストラスは
犬、猫、小動物、鳥に適応があるそうです。
インコ専門店で試供品を頂き、プリントにワンコやインコが載っていたので
調べてみると、
60種のハーブの酵母発酵で
・皮膚アレルギー軽減
・整腸作用
・リラックス効果
開封後1年常温保存と、
魅力的なので、購入する事にしました。
我が子達みんなで飲み始めました。


皆様ありがとうございます byジオ

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下記URLは、彼等 U。・x・)ノワンコの成長をテーマにしたホームビデオです。
その他、我が家のインコ(フ・θ・)フも動画にして定期的にアップしています。
お時間ある時にご覧下さい。
ご意見やアドバイスをお待ちしております。
         yohei sonoo     ▽・w・▽
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【YouTubeメインサイト】


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コメント

  1. 初めましてyoutube拝見させて頂きまして。私も今、シェパードを飼いたく準備を進めている所なんですが、動画を見る限りすごく躾がいきとどいているなと思うんですが、訓練には出されましたか?教えて頂ければ幸いです。

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    1. ご連絡ありがとうございます。また、お褒め頂きありがとうございます。ただ残念ながら、決して躾がいきとどいている という事はありません。目標は日常生活に支障ない状態にすること。例えば、故意でなくとも、家族やよそ様に怪我をさせうる行動をやらない事です。でも、飛び付きや、興奮時のコントロールなど、未だに練習中です。
      頂いたご質問の回答ですが、過去ブログ「2018.2.27ハリクの紹介(bef.&aft.)」でご報告してありますので、ご覧下さい。
      シェパード飼いの方とのお話から受けた個人的な印象ですが、他の犬種飼いの方に比べ、パピー時期に数ヶ月の預託訓練に出される方が多いと思いました。私達も非常に迷いました。でも、我が家は子供やインコ、中型犬など、多頭多種がいる環境なので、大切なパピー時期は、家族という認識と、特に自分より体の小さな生き物への接し方を日常の中で学びながら成長してもらう事を優先したくて預託ではなく、通学を選びました。
      願い通り、ハリクは我が家の小さな生き物達に優しく接する気持ちが根付いてくれました。
      もし、多頭多種でない場合、預託訓練を選択したかもしれませんし、その場合はもしかしたら、上記の未解決な問題行動も矯正出来ていたかもしれませんので、なんとも言えませんが、
      ハリク の通う、警察犬訓練学校も、家庭犬トレーナーさんも、それぞれ素晴らしい先生方です。
      警察犬訓練所は何ヶ所か見学を兼ね、お話をお聞きしに家族で足を運びました。
      色々な方針があるようなので、安心できる学校が見つかり良かったと思います。

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