大型犬の飛び付き(aft.) 2018.3.27 



嬉しくて、抱き着きたい!!  by. Halick  U^^U

何故飛び付き対策をするのか?

以前ハリクの飛び付きを紹介したブログの続きです。

ハリクに飛びつかれると、たとえ転倒はしなくも、抑え込まれている様な状態になり、身動きが取れなくなります。体重と力を乗せてこられると、当たった所は簡単にアザが出来ます。立ち上がり、両前脚を伸ばせば、160cm。

大騒ぎの後、鏡を見ると、私の顔はフランケンの様になっていた事があります。爪が私の額から瞼を通り、頬を抜けたのです。

これが自分でよかったと、心から思いました。これが親戚や友人にしてしまったら・・・撫でてくれようと近づいてきてくれた方にしてしまったら・・・

飛び付きを防ぐために我が家で試したこと(飼育本編)

飛び付き癖を直すには、どのタイミングで飛び付くのか?なぜ飛び付くのか?
それにより、対策が異なる様です。
ハリクの場合は、主人の帰宅直後と、トレーナーさんなど馴染みの方に会った瞬間に嬉しさが爆発してしまいます。
まずは飼育本でよく目にする方法から試してみました。

①帰って来た時の一番興奮している時は無視する

帰宅直後、尻尾を振りながら出迎えてくれる彼ら我々の嬉しい気持ちを隠し切れず上手くいきませんでした。隠そうとして背中を向けても、ハリクには、気持ちを見透かされていたのだと思います。

②餌を持ち、飛び付く直前に標的になっている人が“オスワリ”などの指示を入れる

これは、全然上手くいきませんでした。
この瞬間ばかりは、食いしん坊のハリクも餌に見向きもせず・・・散々飛び付き、尻もち付いた私の頭や顔に覆いかぶさる様に抱きつき・・・数分経過した頃、やや放心状態の私の手のひらから、餌を取って行きました。
もう一人がリードを保持し、飛び付けないようにする事も追加しましたが、オアズケ状態が続く事で、むしろ期待感が爆発。

その他も、いくつかの方法を試しましたが、あまり効果が見られませんでした

トレーナー編

ハリクは警察犬訓練所に週に2回通っています。そこでトレーナーさんに相談して、以下の方法を試しました。これらは効果を感じているので、今も継続しています。

③バランスを崩す

飛び付いた時に片膝を出し、バランスを崩して、飛び付きが成功しない様にする。
これは、難しくないし、お互い危険もなく、効果もありました。

④抱き付く

抑え込まれると、怖いという事や、危ないという気持ちを共有す作戦です。
これは、正直、命がけの作戦です。でも、非常に効果があました。
しかも、命がけと思うほどに、危険だったのは最初の数回です。
ハリクも、怖い、危険と思い、飛び付く直前に躊躇するようになりました。

⑤気をそらす

これは一人がリードを持った状態で、他の人に飛び付くと予想される時に行っています。前方にのみ、気持ちが行ってしまわないようにします。

標的になっていない、リードを持っている人が、“オスワリ”などの指示を継続的に入れ、
注意を向けながら標的に近付いていきます。

これは、効果を感じるまで時間を要しました。(はじめてから2ヶ月経つ現在も、まだまだ練習が必要です)
でも、よその方に飛びつかない様にする為には、非常に大切なトレーニングだと思い、必ず行う様にしています。

以上がハリクの飛び付き対策です。

トレーニング後のハリク

現在かなり改善しました。

飛び付く事はまだ完全にはなくなってはいませんが、明らかに飛び付き方が変わって来ました。体重や力をぶつけてくる事はなくなったので、少なくとも吹っ飛ばされる事はなくなりました。自立した状態で両手をかけてくるだけなので、アザができる事もなくなりました。
このまま上記トレー二ングを続けて行けば、もっと改善するのではないかと思っています。

しかし、ハリクも知恵を絞り、前から飛び付くのではなく、背中を狙って飛び付いて来るようになりました。「背中なら飛び付ける」といった、成功体験を与えないように、目だけに頼るのではなく、五感を研ぎ澄ませています。

ハリクは、いつも我々人間家族を観察しています。特に私達がジオを褒めている時は、少し離れたところから、そっと見ています。
その目からは複雑な感情を感じます。きっと、どうしたら褒められるのか、自分と一体何が違うのか、考えているように思います。その後、ハリクがジオそっくりな態度をとる時があるからです。

まだ子犬なのに、人に好かれようと、認められようとしているのだと思います。犬は本当に優しく、強く、思慮深く、そして傷付きやすく・・・

大切な大切な存在です。

我々を影からそっと見ているハリク


★動画はこちら↓★ 
我が家の日常:飛び付き2018.3②(保護犬 ジオとシェパード ハリク) 



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上記URLは、彼等 U。・x)ノワンコの成長をテーマにしたホームビデオです。その他、我が家のインコ(フ・θ・)フも動画にして定期的にアップしています。


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コメント

  1. 初めまして。YouTube拝見しました。躾など参考にさせて頂きたいです。我が家には、ミチュアダックス13歳♂英国ゴールデンレリバー5か月♂がいます。英国ゴールデンは幼稚園に通っています。預託訓練を悩みましたが、やはり大事なパピーの時期を一緒に生活したいと考え、幼稚園を選びました。我が家の英国ゴールデンは、ダックスのご飯を横取りしたりするので、ハルクくんの様に「まて」が出来るように躾て行きたいと思います。YouTube楽しみに拝見させて頂きます。お気に入り登録させて頂きました。

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  2. はじめまして。ご連絡ありがとうございます。ミニチュアダックスと英国ゴールデン、大きさも運動量も違い、きっと大変な事も沢山あるかと思います。ハリクは今生後10ヶ月になりました。生後4ヶ月の時に訓練学校で通いではなく、数ヶ月の預託をすすめられました。預託のメリットは分かってはおりますが、れおママ様と同じ様にハリクの心の成長の大切な時期を先住犬ジオと兄弟として生活させる事を一番優先させたくて、通いを選びました。ハリク自身の訓練性をみると、預託には敵わないかもしれません。でも、今の彼らの様子をみると、当時の選択は間違っていなかったと思います。先住犬や、多種動物のいる家庭の場合、家族の一員としての成長をというのは、家族にしか教えようがないと思います。ダックスちゃんの物に手をかけてはいけないという事は、賢く優しい性質のゴールデンなら、きっとすぐに理解してくれそうですね。とはいえ、ジオもハリクも5ヶ月の時を思い出すと、ヤンチャで元気の塊で大変でした。ゴールデンなら、きっともっともっとヤンチャで大変で、愛くるしいんでしょうね😊

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  3. 初めまして。
    偶然にYouTubeで拝見させて頂き
    本当にほんわか幸せな気持ちになりました。

    大事に愛されている犬を見ると嬉しくて嬉しくて、最高です!!
    今後もずっとジオ&ハリクと御家族を応援しています!

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